トランプ氏、イランに「行儀良くしろ」と警告 米軍は攻撃続ける

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アメリカの中央軍は15日、イランへの攻撃と海上封鎖を続け、イランのカーグ島へ接近する空荷のタンカーを航行不能にしたと発表した。ドナルド・トランプ米大統領は同日、イランは「行儀良くした方がいい」と発言。大統領は前日には、イランが交渉に戻らないなら、イランの橋や発電所を来週にも空爆すると脅していた。対するイランのイスラム革命防衛隊(IRGC)は15日、アメリカの他の石油・ガス輸出ルートを封鎖すると警告した。
米中央軍は、キュラソー船籍のタンカーが米軍による再三の警告を無視してカーグ島へ接近していたため、空爆したと発表。このタンカーはもはやイランへ向かっていないという。
中央軍はこれより先に同日、イランの沿岸防衛拠点や、大トゥンブ島の巡航ミサイル格納・発射拠点などに対し、米東部時間15日午前7時半から90分間、精密攻撃を仕掛けたと、動画と共に発表。この攻撃で、イランがホルムズ海峡の商船を攻撃する能力を、いっそう低下させたと述べた。
14日夜に放送された米FOXニュースのインタビューでトランプ氏は、「来週は(イランにとって)本当にひどいことになる」、「向こうの発電所を全部破壊する。向こうの橋を全部破壊する。向こうが交渉のテーブルについて話し合わないなら、そうする」と脅した。
これについて記者団は15日夜、イランの民生インフラを破壊する前に期限を定めて警告するのかとトランプ氏に質問。それに対して同氏は、「期限を伝えるのは好きじゃないが、向こうはあらかた分かっている。どういうことか向こうは承知している。(中略)行儀良くした方がいい」と返答。
「エネルギー施設は最後まで標的としてとっておくが、最終的にはエネルギーの標的もたたく」とも同氏は述べた。
トランプ氏は同日、ペンシルヴェニア州にある米陸軍戦略大学に防衛関連企業や金融業界の関係者が集まった防衛サミットで、イランは「今まったく喜んでいない」と参加者に発言。「向こうは何としても合意をまとめたいと必死だ。こちらがしていることを、向こうは嫌がっている」とも述べ、「こちらとして向こうと合意したいのか、それともこのまま終わらせるのか、そのうち分かる」と話した。
トランプ氏は今年4月にも、イランの橋や発電所を含む民生インフラを空爆すると脅した。当時、国連のフォルカー・トゥルク人権高等弁務官は、「国際法の下、民間人や民生インフラを意図的に攻撃することは、戦争犯罪だ」と指摘していた。
1949年のジュネーブ諸条約は、戦時における人道的行動に関する規定として、民間人の生活に不可欠とみなされる施設への攻撃を禁止している。
一方、イランの首席交渉官を務めるモハマド・バゲル・ガリバフ国会議長は国営メディアに対し、6月にアメリカと締結した停戦の覚書について、イランが覚書から利益を得ないのなら、それを順守する「理由はない」と述べた。
ガリバフ議長はさらに、ホルムズ海峡での「イランの取り決め」をイラン政府が維持することが、イランの安全保障にとって不可欠だと強調。イランはアメリカ相手に、自国の「存亡」をかけて戦っており、戦争も交渉もイランの抵抗戦略の一部だと述べた。

アメリカによる海上封鎖再開を受け、IRGCは15日、「アメリカとその同盟国の利益に資する、他の石油・ガス輸出ルートが閉ざされると覚悟すべきだ」と警告した。どのルートが影響を受ける可能性があるかについては、詳細を明らかにしていない。
















