NATO戦闘機、リトアニア領空に侵入したドローンを撃墜

画像提供, AFP via Getty Images
ハリー・セクリッチ
リトアニアのギタナス・ナウセダ大統領は15日未明、同国領空に夜間に侵入したドローンを、北大西洋条約機構(NATO)の戦闘機が撃墜したと発表した。
当局によると、このドローンは日付が15日に変わってまもなく、隣国ベラルーシから、リトアニア南部にある第2の都市カウナス付近の上空に侵入したとみられる。
ナウセダ大統領はソーシャルメディア「X」で声明を発表。「リトアニア領空に侵入したドローンは、複数のNATO戦闘機によって撃墜された」とした。
リトアニアの国家危機管理センターの報道官は、ドローンの出発地はまだ特定されていないと述べた。
首都ヴィリニュスと周辺地域では15日未明、ドローン警報が鳴り響いた。
リトアニア国防省は、ドローンの侵入に対し、リトアニア軍のパイロットと、NATOの防空任務に従事するイタリア人パイロットが、「迅速かつ責任ある対応を示した」とした。
ナウセダ大統領はXへの投稿で、「ロシアがウクライナ侵略を激化させている今、こうした備えは、私たちの地域にとって極めて重要だ。NATO同盟国と協力し、リトアニアは領空を守っていく」と付け加えた。
ロシアはこの件についてコメントしていない。
リトアニアは南部と東部の大部分で、ベラルーシと国境を接している。ベラルーシはロシアの重要な同盟国。
リトアニアでは13日にも、ドローンの目撃が報告された。危機管理センターはその後、何らかの物体がベラルーシから侵入し、リトアニア領空を通過した後、ロシア領空に入った「可能性が高い」と発表した。この事案では警報は発令されなかった。
ロシアがウクライナ本格侵攻を始めてから、欧州各地で軍用ドローンの侵入事案が増えている。
ヴィリニュスでは5月、ドローン警報が発令され、市内各地で住民が避難を余儀なくされた。航空と鉄道のサービスも一時停止した。
バルト三国のエストニアとラトヴィアには今年、ウクライナのドローンが侵入している。ドローン撃墜のため、NATOの戦闘機がたびたび緊急発進している。
ウクライナは、飛行経路を変更するロシアの電子戦技術のせいで、ドローンがそれたとしている。
リトアニア、エストニア、ラトヴィアは3国とも、2004年にNATOに加盟し、NATO条約の第5条に署名した。同条は、一つの加盟国に対する攻撃はすべての加盟国に対する攻撃とみなすと定めている。














