「航空機で運ばれた蚊」に刺されマラリアに感染か、空港職員2人死亡 独フランクフルト

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アンドレ・ローデン=ポール、ジョー・コフラン
ドイツ・フランクフルトの空港で、蚊が媒介するマラリアに従業員6人が感染し、うち2人が死亡した。フランクフルト市の公衆衛生当局が26日に発表した。
独公衆衛生当局によると、マラリア原虫をもつ蚊が航空機に入り込み、ドイツで最も利用者の多いフランクフルト空港まで運ばれたとみられる。マラリアの感染は7月に初めて確認された。
空港運営会社フラポートの広報担当者はBBCに対し、空港の従業員1人がマラリアに感染し死亡したと明らかにした。一方、公衆衛生当局は26日遅くに、感染者のうち2人がこれまでに死亡したと発表した。
空港には捕獲器が設置されている。捕獲された蚊は、種類や発生源を特定するため研究施設で分析される予定。
フラポートの広報担当者は、「当社は全従業員に包括的な情報を提供しており、何らかの症状が現れた場合は医師の診察を受けるよう促している」とBBCに説明した。
今回の急速な感染者数の増加については、フランクフルト市の公衆衛生当局が調査を進めている。
マラリアに感染したのは、空港内の異なる職種や区域で働く男性6人だったことが、BBCの取材で分かっている。当局は、6人全員が1匹の蚊から感染したのか、それとも異なる複数匹の蚊から感染したのかを特定するため、血液サンプルを分析している。
フランクフルト市の公衆衛生当局は26日遅く、報道機関への書簡で、感染者のうち2人が死亡したと発表した。
「フランクフルト市民への(感染)リスクは極めて低いと考えられている。この病気は人から人へ感染するものではなく、常に蚊が媒介するものだ」とも、当局は書いた。
感染源を特定する検査結果が出るまでに数週間かかる見通しだという。
7月の時点では、空港の従業員4人がマラリアに感染したと報じられていた。
独連邦政府機関で、疾病対策と公衆衛生の研究を担うロベルト・コッホ研究所(RKI)は以前、従業員4人が7月4~6日の間に発症し、蚊は航空機で運ばれてきたと説明していた。
RKIによると、独国内で確認されるマラリア感染者は、ほぼ全員がマラリア流行地域で感染した長距離旅行者で、ドイツの空港内で感染が広がるケースはまれだという。
「渡航歴がない場合、診断が遅れる可能性がある。診断の遅れは、重症化のリスクを高めることになる」と、RKIは疫学報告書の中で指摘している。
ドイツの空港でマラリア感染が最後に確認されたのは2023年で、これもフランクフルトの空港で起きていたとも、RKIは書いている。
世界保健機関(WHO)によると、マラリアは特定の種類の蚊が人を刺すことで広がる感染症で、主に熱帯地域でみられる。
マラリア原虫が引き起こすこの感染症は、人から人へ直接感染することはなく、予防と治療の手段はある。ただ、その症状は軽度のものから命に関わるものまでさまざまだ。














