【米中間選挙2026】 民主党、上下両院で主導権を奪う見通し トランプ政権を有権者が否定

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アメリカで3日、中間選挙の投票があった。夜を迎えた州から順次、投票が締め切られ、開票が進められた。ドナルド・トランプ政権2期目の2年間に対する評価を下す選挙とされ、景気、生活費の上昇、中東での戦争などをめぐって、有権者が票を投じた。米メディアは同日夜、連邦議会の上下両院で野党・民主党が主導権を奪い返すことが確実な情勢だと報じた。上院については選挙前、トランプ氏率いる共和党が過半数を維持するとの見方もあったが、多くの州で民主党が次々と共和党から議席を奪う状況となっている。
中間選挙では多くの州で知事選なども実施されたが、注目されるのは連邦議会の勢力図の変化だ。選挙前は、上院(定数100)、下院(同435)の両方で共和党が主導権を握り、トランプ大統領の政策を推進してきた。今回の選挙では、下院で全議席、上院で35議席が改選となった。
BBCが提携する米CBSニュースは3日夜(日本時間4日朝)、下院は民主党が過半数を獲得する見通しだと報じた。
日付が4日に変わるころ(日本時間同日午後2時ごろ)には、民主党が過半数となる少なくとも239議席を確保するもようだとCBSは伝えた。一方、共和党については少なくとも161議席を獲得すると予測した。
当選確実が報じられているのは、東部時間4日午前2時20分(日本時間同午後4時20分)すぎの時点で、民主党が224議席、共和党が134議席となっている。
郵便投票の集計もあるため、投票結果の確定には数日以上かかる選挙区もある。



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上院でも民主が過半数確保と
一方、上院も、民主党が過半数の53議席を確保することが確実な情勢になったと、CBSが東部時間4日午前2時20分(日本時間同午後4時20分)すぎまでに伝えた。共和党については、42議席を確保する見通しだとした。この時点であと5議席の行方が未定となっている。
選挙前は、正確性に定評のある米選挙分析機関「クック・ポリティカル・リポート」が「接戦」とした6州(アラスカ、アイオワ、カンザス、メイン、オハイオ、テキサス)をどちらが取るかで、上院の主導権が決するとされていた。これら6州はすべて、共和党が議席を抑えていた。
CBSは開票が進む3日夜(日本時間4日朝)、カンザス州の評価を「民主寄り」に変えた。同州で民主党から上院議員が出れば、1932年以来となる。
共和党の牙城とされるテキサス州についても、民主党候補のジェイムズ・タラリコ氏が当選確実になったと、CBSは同日午後11時前に報じた。
その直後、オハイオ州でも民主党候補シェロッド・ブラウン氏が当選確実な状況だと、CBSは報じた。
さらに、アイオワ州についても、民主党候補のジョシュ・トゥーレク氏の当選が確実になったと伝えた。
4日午前0時半(日本時間同午後2時半)すぎには、メイン州で民主党候補トロイ・D・ジャクソン氏が当選確実だと、CBSが報じた。30年近く上院議員を務め、共和党の女性上院議員の最長記録をもつ現職のスーザン・コリンズ氏を破る見込みだとした。
接戦州以外では、CBSニュースは3日夜から4日にかけて、イリノイ、マサチューセッツ、ロードアイランド、ニュージャージー、ヴァージニア、ジョージア、デラウェア、ニューハンプシャー、ノースカロライナ、サウスカロライナ、ミネソタなどの各州で、民主党候補が当選確実だと報じた。一方、フロリダ、ウェストヴァージニア、サウスダコタ、ルイジアナなどの各州については、共和党候補の当確を伝えた。
ノースカロライナ州の民主党候補のロイ・クーパー氏と、サウスカロライナ州のアニー・アンドリューズ氏はともに、共和党が保有していた議席を奪う見通しとなった。
クーパー氏は州都ローリーで支持者たちを前に、「皆さんは自分たちの声を届けた。力強い声だった」と演説。「ノースカロライナのあまりに多くの人にとって、中産階級は遠い夢のようになっていた」、「裕福なアメリカ人たちが、私たちの犠牲の上に、想像を絶する富を築いていた」と述べた。
アンドリューズ氏は、共和党の上院議員だったリンジー・グレアム氏の急死を受けて議員の座を引き継いだ妹のダーリン・グレアム氏を破ることが確実とされる。民主党が同州で上院議員の議席を獲得するのは28年ぶり。サウスカロライナ州は、2024年大統領選でトランプ氏が大差で勝利するなど、共和党が優勢とみられていた。
ミシガン州も「接戦」とされていたが、「クック・ポリティカル・リポート」は投票日前日に「民主寄り」に変えた。民主党の新人アブドゥル・エル=サイエド氏が、引退する同党議員の議席を引き継ぎ、イスラム教徒初の上院議員になると予想されている。


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ニューハンプシャー州で当選確実となった民主党候補のクリス・パパス氏は、同性愛者であることを公表している男性として初めて、上院議員になる見通しとなった。
同性愛者であることを公表している女性では、ウィスコンシン州のタミー・ボールドウィン氏(民主党)が2013年に上院議員となっている。

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民主党勝利でどうなる
今回の連邦議会選挙で民主党が勝利すれば、トランプ氏が成立を狙うあらゆる法案を阻止する可能性がある。
ただ、トランプ氏がそのことで悩まされる可能性は低い。これまでも可能な限り、議会を通さず、大統領令によって自らの政策を進めてきたからだ。
トランプ氏にとってより心配なのは、民主党が下院の支配権を握り、各種の調査に着手することだ。閣僚の弾劾に向けて民主党が動く可能性もある。その場合、イランとの戦争を推進してきたピート・ヘグセス国防長官らが対象にされるのではないかとみられている。

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トランプ氏は民主党と「協力」すると
民主党の躍進が報じられるなか、トランプ氏は米紙ニューヨーク・タイムズに、「結果はもちろん受け入れる」と述べ、民主党と協力する姿勢を示した。
トランプ氏は、「(民主党との)協力を楽しみにしている」、「おそらく何らかの解決を一緒に見いだすだろう」と述べた。
トランプ氏はまた、自らのソーシャルメディアのトゥルース・ソーシャルに、共和党の劣勢が伝えられてから最初の投稿をし、「今回の投票用紙には自分の名前がなかった。もしあれば、私たちは圧勝していただろう!」とした。
一方、米FOXニュースの番組には、トランプ氏は電話で出演。民主党が「よくやった」と認めた。
そして、「ある種のムードが漂っていた」とし、結果には「少し驚いている」と付け加えた。また、「私たちの集会は素晴らしかった」とも述べた。
トランプ氏はさらに、議会には民主党と協力できる「とても多くのこと」があると主張。今回の選挙結果を受け、閣僚を変える考えはないとも話した。
初の黒人女性知事が誕生へ

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ジョージア州の知事選では、民主党候補のケイシャ・ランス・ボトムズ氏の当選が確実となった。黒人女性が州知事になるのはアメリカで初めて。共和党から知事の座を奪った。
ボトムズ氏は2018~2022年に同州アトランタの市長を務めた。その後、ジョー・バイデン政権(民主党)で働くなどした。















