ロシア軍、キーウ近郊のドローン展示会を攻撃 10人殺害

画像提供, 国家緊急事態サービス(DSNS)/EPA
ロシアによるウクライナ各地への攻撃が24日も続き、少なくとも15人が殺害された。そのうち10人は、首都キーウ近郊で開かれていたドローン技術の展示会への弾道ミサイル攻撃で殺害された。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はソーシャルメディアへの投稿で、防衛産業の著名人が出席していた展示会が日中に攻撃され、約100人が負傷したと述べた。
このほか、東部スロヴャンスクでは、ロシア軍の滑空爆弾により5人が殺害された。
ゼレンスキー大統領はさらに24日夜、ロシアが新しく大規模ミサイル攻撃を準備しているとの情報を得ており、「今日中、あるいは今後48時間以内に」攻撃が行われる可能性があるとソーシャルメディアに投稿。国民に用心して空襲警報に注意するよう呼びかけた。さらに、協力国には防空システムの提供による支援をあらためて促した。
一方、前線から1000キロ以上離れたロシアの都市キーロフでは、夜間にウクライナ軍による空爆があり、6人が殺害され、26人が負傷した。ウクライナ軍はまた、ロシア最大のオンライン小売業者ワイルドベリーズの倉庫も攻撃した。
キーウ近郊でのドローン展示会攻撃を受け当初は、「フラッシュ」と言う通称で知られるセルヒー・ベスクレストノフ国防省顧問と、ウクライナ軍の技術開発に携わってきたリュバ・シポヴィチ氏の安否が懸念された。
両者はその後、自分は無事だとソーシャルメディアで表明。ベスクレストノフ氏は安全上の懸念からイベントに参加しなかったのだと説明した。
ウクライナ空軍のユーリ・イフナット報道官はウクライナのテレビ局に対し、今回の攻撃には弾道ミサイル3発が使用され、そのうち1発のみを迎撃したと明らかにした。
ロシアは、ドローン展示会の攻撃を認めた。国防省は、ロシア国内の民間施設を標的とするドローンのデモンストレーションが行われていた場所に対して、高精度長距離兵器を使用したと発表した。
ロシア国防省は、展示会にはドローン製造業者のほか、ウクライナのドローン部隊や治安機関の代表者で、「ロシア領土への攻撃を直接計画・実行している」者も出席していたと説明した。
ロシアが2022年2月にウクライナ全面侵攻を開始して以来、こうした展示会を攻撃するのは少なくとも今回で3回目となる。
こうした公開イベントが開催されたこと、さらに大々的に宣伝されていた可能性があることについて、批判の声が広がっている。
ゼレンスキー大統領は、展示会について調査中だと述べた。ウクライナの検事総長は、誰がこのイベントの開催を決定したのか、またどのような安全対策が講じられていたのかについて、調査を進めていると説明した。

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ウクライナへの攻撃に先立ち、ウクライナ軍がロシア・キーロフの工場とロシア北西部の倉庫を攻撃したことについて、ゼレンスキー大統領は、標的としたキーロフの施設は、ウクライナへの攻撃に使用される「航空機やミサイル装備の部品」を供給する「最も重要な軍事施設の1つ」だと説明した。
ウクライナは24日に、サンクトペテルブルク地域にある小売業者ワイルドベリーズの施設2カ所を攻撃。それ以前にも1週間にわたり、同様の施設を相次ぎ攻撃している。
同社への攻撃は、ロシア国内の多くの中小企業に打撃を与えている。
ウクライナはここ数カ月、ロシアの石油貯蔵施設や製油所へのドローン攻撃を続けてきた。最近では、ロシア軍への物資供給を妨害するために、ワイルドベリーズ社が運営するような物流拠点を標的にしていると、ウクライナは説明している。同社などのオンラインストアでは、軍事装備を購入できる。

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他方、ゼレンスキー大統領は来週にもアメリカを訪問する予定。ホワイトハウス関係者は、ゼレンスキー氏が28日にもドナルド・トランプ米大統領と会談する予定だと明らかにした。アメリカは、ウクライナとロシアの和平交渉を再開させようとしている。
トランプ大統領を長年支持してきた政治活動家のローラ・ルーマー氏はこのほどウクライナを訪れ、キーウに滞在。24日にはゼレンスキー大統領をインタビューした。ルーマー氏は、11日に亡くなった米共和党重鎮のリンジー・グレアム上院議員の葬儀に、ゼレンスキー氏が参列する方針だと明らかにした。
一方、ルーマニアのニクショル・ダン大統領は、24日にルーマニアのF-16戦闘機が、同国の領空を侵犯したロシアの無人機を撃墜したと発表した。
ルーマニア当局はこれに先立ち、東部および南東部の複数の地域に警戒警報を発令していた。















